6月8日、私たち行学寮生は南アルプス市の古刹 久成寺様の改宗750年記念法会に参加させて頂きました。
日蓮聖人は、身延西谷に最初の草庵が建てられるひと月の間、法華経を広めるために甲斐一円をご布教なされましたが、久成寺様はそのときに日蓮聖人の教えに出会い日蓮法華宗に改宗したのです。今から750年前のことです。
私たちはこの重要な節目に厳修される記念法会に参加するにあたって色々な葛藤がありましたが、最終的にありがたく参加させていただく決断を致しました。それからは押しつぶされそうな緊張感のもと日々寮生で集まって習礼(しゅらい:練習のこと)を重ねました。身延流の声明は初めてでしたが当日は自信を持って臨むことができました。
こちらの写真で村上通明住職が捧げられているのが「麈尾(しゅび)」になります。この国に大乗仏教を伝えられた聖徳太子が使用していた法具で、この記念法会でお披露目されました。(齋藤創司)
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